2021年現在「1通貨単位から始められる」超少額投資に対応したFX口座は少ないですが数社あります。
平均的なFX業者は大体「1000通貨単位」での取引になり、これでも数千円からFX取引が出来る少額投資に対応していると言えますが、「わずか数円から始められるのが1通貨単位のFX会社」です。
初めてのFX取引の場合や、新しいトレード手法を本番環境で試してみたい場合に、この1通貨単位のFX口座を使うのがオススメです。
大きな損失を抱えてしまうリスクを抑えながら、トレード経験を積んでいく事が可能です。
また、「1通貨単位」を採用しているFX口座の中で、バックボーンが非常にしっかりしていてオススメな業者が「松井証券のMATSUI FX」と「SBIネオモバイル証券」です。
超少額取引(1通貨単位)対応のFX口座を比較
FX会社 | 取引単位 | 米ドル円 スプレッド | 特徴 |
---|---|---|---|
MATSUI FX (松井証券) | 1通貨 | 0.2銭 | アプリが高性能 |
SBIネオモバイル証券 | 1通貨 | 0~0.3銭 | Tポイントで投資可能 |
SBIFXトレード | 1通貨 | 0.09銭 | 積立FXが可能 |
OANDA Japan | 1通貨 | 0.4銭 | MT4で自動売買 |
1通貨単位と1万通貨単位の違い・比較
FX会社として有名なGMOクリック証券やDMMFXの取引単位は1万通貨になっています。
一方で、「少額投資」や「初心者向け」を推しているFX会社の中には「1000通貨単位」や「1通貨単位」のFX口座があります。
必要証拠金の違い(取引する為に最低限必要なお金)で言えば、例えば、同じ為替水準の場合で、1万通貨単位の業者だと4万円〜5万円、1000通貨単位の業者だと4000円〜5000円、1通貨単位の業者だと4〜5円とかなりの差があります。
1通貨単位のFX口座とデモ口座の違いは?
一部のFX会社では、デモ取引が出来るFXアプリやブラウザツールを用意していますが、「あくまでもデモ口座」になってしまうので、約定力などの本番取引環境を考えると、やはり「FXを練習したい場合なら少額投資可能なFX口座で試すべき」だと思います。
1000通貨単位や1通貨単位のリアル口座を使って取引することで、損失額が大きくなってしまうリスクを抑えつつ、トレードの経験を積むことが可能です。
MATSUI FX(松井証券)がオススメ!
松井証券の「MATSUI FX」は1通貨単位から取引可能なFX口座です。
証券会社(株の取引)で有名ですが、大手ネット証券のFXサービスの中では非常に初心者にも優しい取引条件となっています。
1通貨単位対応業者の中でも、SBI系のFX会社と違って、発注数量が変わってもスプレッド水準は変わらないので、「初心者レベルから成長して大きい注文の取引をするようになっても違和感がない」のはとても使いやすいです。
また、スマホアプリが高機能な点も使うべき理由の1つです。
レート一覧画面でも1分足のチャートを表示させられたり、テクニカル分析指標の種類が非常に充実しています。(珍しいものあります)
「MATSUI FX」は、1通貨単位から本格的なFX取引まで幅広く使えるFX口座です。
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)はTポイントで投資可能!
SBIネオモバイル証券は1通貨単位から取引出来るFX口座です。
1通貨〜1000通貨までの発注であれば、「米ドル円のスプレッドが0銭」でトレードが出来てしまいます。(1万通貨単位でも0.2銭のスプレッドなので、競合他社を考えても狭い方です!)
また、TポイントでFX取引が出来る長所があり、これは「ネオモバ」を選ぶべきメリットの1つです。
SBIネオ”モバイル”証券というくらいなので、iPhoneアプリ・Androidアプリの操作性は非常に優れているFX会社でもあり、「FXの初心者」や「少額投資で色々とトレードを試したい人」に合うFX口座です。
SBIFXトレードは積立FXが出来る!
SBIFXトレードは1通貨単位から取引出来るFX口座です。
1通貨〜1000通貨までの注文だと「米ドル円のスプレッドが0.09銭」と非常に狭いです。(原則固定、例外あり)
スプレッドが細かく刻まれている点が、自分は苦手で取引しにくいと感じてしまいますが、気にならないなら良いFX会社です。(SBIFXトレードは小数点以下4桁ある、一般的なFX会社は3桁)
ドルコスト平均法的な手法の積立FXはオススメです。
1通貨単位でトレードするメリットとデメリット
メリットは「トレードの練習がしやすい」「資金管理がしやすい」
わずか数円から始められる1通貨単位のFX口座を利用すれば、色々なトレード手法で練習が出来ます。
リアルマネーでの本番取引なのにリスクは低く抑えられる点は経験を積む上で大きなメリットになります。
また、1通貨単位から取引が出来るという事は、もっと大きなポジションを保有した際にも、為替の値動き状況によって細かくポジション調整をすることも可能です。
デメリットは上手なトレードが出来ても利益額が少ない
反対にデメリットとしては、「良いトレードが出来ても稼ぎは少ない」です。
これはギャンブルなんかとも似ていますが、「もっとお金入れておけばなぁ・・・」といった経験はあるのではないでしょうか?
為替レートが1円動いた際に、1万通貨持っていたら1万円の損益になり、1通貨だと1円の損益しか発生はしません。
勝っても負けても小さい金額、それが1通貨でのお試しFXです。
自分が相場に向き合っている時間も大切なので、「リスク」と「リターン」をしっかり考えてトレードしていく事をオススメします。
少額投資のよくある質問
1通貨単位の対応しているFX口座はどこがある?
1通貨単位に対応しているFX口座は、MATSUI FX、SBIネオモバイル証券、SBIFXトレード、OANDA Japanの4社ありますが、オススメはリニューアルされて取引条件が大幅に良くなった「MATSUI FX」です。
OANDA Japanは海外系なので少し違うというか、取引しにくいと感じる所があります。
1通貨単位はいくらから取引が出来るの?
1通貨単位であれば、米ドル円のFX取引も4円〜5円程度から始める事が可能です。
取引する通貨ペアによっては、更に小さい金額からポジションを保有する事が出来ます。
1通貨単位で積立FXが出来る業者はどこ?
SBIFXトレードの独自サービスに積立FXがあります。
米ドル円やポンド円などの9種類の通貨ペアの中から購入通貨ペアを決めて、1ヶ月あたりの購入額や購入頻度、レバレッジ水準を設定すれば積立取引が可能です。
1000通貨単位だとオススメFX口座はどこ?
1000通貨単位のFX口座は1通貨単位と違ってたくさんありますが、オススメはGMO外貨、LINE FX、LIGHTFXです。
スマホアプリが使いやすくスピード感ある取引が出来るGMO外貨やLINE FXはデイトレードにオススメで、高金利な外国通貨でスワップ運用をしたいならLIGHTFXがオススメです。