アメリカ国債の四半期入札と大量償還とは?

このブログで何度かアメリカ国債の10年金利とドル円相場の浮き沈みは連動しやすい為チェックした方が良いと書いてきましたが、まとめた方が見やすいかなと思ったので記事にしてみました。

米国債の四半期入札・大量償還とは?

米国債はその名の通りアメリカの国債です。
そして、世界最大の国債でもあります。
日本もたくさん買っている、持っているというのはご存知の方も多いかと思います。
ちなみに1番持っているのは中国で、中国と日本が他の国と比較するとずば抜けて保有率が高いです。

その米国債ですが、四半期に1度入札、償還があります。
2月、5月、8月、11月です。
大量償還と呼ばれるのは2月と8月です。
レパトリなんて言い方もしますね。
(外貨を国内に戻す意味)

償還=米国債を額面で受け取る事になるので、円に変える動きになるんです。
例を出すと、米国債で100万円分持っていたものを現金(日本円)100万円に変えるといったイメージです。
ですので、大量償還が起こると為替相場は円高ドル安に動くわけです。

でも、償還期限が来ても再度米国債に投資する事もある

ただし、必ず円に戻す訳ではありません。
絶対円に戻すなら円高になる訳ですから、ドル円ショートでOKですが、世の中そんなに甘くない!?です。

一例を紹介します。
米国債はリスクの少ない投資ですし、額面で受け取れて、利息ももらえます。
でも、為替変動リスクはどうしても受けます。
ですので、購入した時より不利なレートになっている場合などにはそのまま(米ドルのまま)米国債に再投資したりもするんです。
為替差損があっても、米ドルのまま持っていればひとまず関係ないですからね。

満期が来た米国債を素直に償還するのか、それとも再投資に回すのかによってもまた、為替相場に影響が出る訳です。

割引国債と利付国債とは?

為替相場にはあまり関係のない知識ではありますが、一応知識として覚えておくと良いと思います。
FX投資家から更に視野を広げて、今後国債など買う可能性もあるかもしれませんから。(ないかな?笑)

アメリカの国債の場合、1年未満の償還期限のものは割引国債、それ以外は利付国債として発行されます。
割引国債というのは、利息分を”割り引いた価格”で購入して、満期が来たら”額面”を受け取れます。
利付国債というのは、”額面”で購入して”額面”を受け取ります。ですが、6ヶ月毎に”利息”を受け取れます。

上記の例で見ても、損はしない投資に見えますよね。
国債は国が発行している事もあり、一般的には非常にリスクの少ない投資と言われてます。
ただし、しつこいようですが日本人がアメリカ国債を買う場合には為替変動リスクがあるので注意しましょうね。