2月の為替相場って面白いです。
というのも、レパトリ(レパトリエーション)によって円高が進みやすいからです。
レパトリというのは、海外で稼いだ利益を国内通貨に変える事です。
日本の場合、例えばトヨタなど自動車産業を中心に輸出で稼いでる、海外売上高の大きい会社が結構あります。
そして、3月決算の会社も多いですね。
つまり、3月決算に向けて、2月~3月で日本円に変える需要があります。
その為、円高に触れやすいって事なんです。
アメリカ国債の償還資金も円高を後押し?
2月にアメリカの国債の償還がありますので、これも円高の要因になります。
ただ、気をつけた方が良いのは、円安ドル高が進んでいれば利益も出ている計算になるので、投資資金を引き上げる方向になりますが、
円高ドル安になっている場合は、為替差損の影響を受けないようにする為に再度アメリカ国債に再投資する可能性が高いです。
こうなると、日本円に切り替えるレパトリが行われないので円高要因にはなりません。
今年の場合は去年から大分円安も進んでいるのでこの心配はいらないかもしれませんけどね。
という訳で、2月の為替相場は”レパトリ”に注目してみると面白いですよ。
投資手法的には、逆張りになりやすいので、損切りは逆指値注文でしっかりと入れておいた方が良いです。
大きなお金の流れを見るようにしましょう。
2月の相場は荒れる?
FX歴が長い方は覚えているかもしれませんが、2007年の2月27日に世界同時株安が起こりました。
上海市場の暴落がきっかけだったのですが、これ以外にも2月は暴落することが多いです。
記憶に新しいものでも、2010年のギリシャショック、2013年のイタリアショックなどがあります。
2月中旬、下旬から3月にかけてはこのような○○ショックが起こる可能性が他の時期より高いということです。
頭に入れておきましょう。
(自分に言い聞かせる意味でも書いておきます(笑))
他にも2月はFRB議長証言もありますよ~。