FXの投資スタイルでスワップ派、スワップ運用派って結構いらっしゃいます。
アベノミクス相場で円安になった今は、
そのスワップポイントによって悠々自適な生活を送っている友人も4人程います。
(うち3人はサラリーマントレーダーで兼業ですけどね。生活に余裕がありまくりです)
ただし、そんな勝ち組になった感のあるスワップ運用派も長い間ずいぶんと苦しめられた期間があります。
それは超円高時代とでも言うべき、民主党政権時代のドル円が80円を割れて、
一時期76円くらいまで下がった時代がありました。
FX初心者の方でも、ネットはもちろん、新聞やテレビで随分とこの手の為替ニュースを見かけたはずです。
スワップ運用をするにあたって、ドル円という通貨ペアの選択はほとんどありえないのですが、
(金利が低い為)
円高になる時はドルに対しても、ユーロに対しても、ポンドに対しても、
そして、スワップ派に選ばれるオーストラリアドル(豪ドル)、ニュージーランドドル(NZドル)、
南アフリカランドドル(ZAR)というどの通貨に対しても全面的に円高になってしまいます。
スワップ運用=ロング(買い)ですので、
円高になってしまう=下がってしまうと困るのです。
FXの2つのメリット(為替差益、金利)の内、FXと外貨預金の違いとメリット・デメリット時間の経過とともに確実に利益が積み重なるスワップポイントを狙いにいったのに、為替差損の方が数倍大きく、結果として損をしてしまうケースがありました。
例:1万ドルのオーストラリアドル(豪ドル)を1ドル80円でロング 金利=年利6%
この計算だと1年間持っていれば600豪ドル(1ドル80円計算なら4万8千円)の金利が得られます。
レバレッジを8倍に設定したとして、
10万円の手元資金で年間4万8千円の金利が得られるなんて美味しい話ですよね。
ロスカットラインを3万円に設定したとしても、
マイナス7円の為替変動に耐えられる訳です。
※この場合は80円→72円までOK
過去のチャートを見ても、7円も落ちている事なんてなかなかないし、
例え、下落したとしても、それまでにスワップポイント分も増えているので、大丈夫だろうと。
(10万円+年間4万8千円÷365日分が日々積み重ねられます)
多くのスワップ運用派はレバレッジを抑え気味で、当時8倍くらいでこれなら数円下がっても大丈夫!
と楽観視していたものの、まさかの超絶円高にロスカットを食らってしまった方も多かったです。
なんと言ったって、1豪ドル100円程度あったのが、1豪ドル80円まで下がって、
そこから更に1豪ドル55円前後まで落ちた訳ですからね。
豪ドルの豪ドルによる豪ドルの為になんちゃら並にしんどかった時期です。
超円高時代にはスワップ運用派は相当苦しめられていた訳です。
では勝つためにはどうするか・・・・・・
複数の時期に分けて購入していく
スワップ運用派は、自分が買いたい金額を一度で購入しない方がいいです。
いつだって今が一番安い、これ以上下がらないだろう・・・・・(自信あるんだけど・・)
と思ってしまいますが、
相場は本当に裏切ってくれますので。
いつだって相場が正しい・・・という言葉もありますけどね!
じゃあ今週かって、来週かって・・・1ヶ月間で4回に分けたら大丈夫か?
といったらそうでもないです。
もっともっと長期的なスパンで購入していった方が良いです。
例え、値上がりしてしまったとしても、
それはそれで順張りしたと思えばいいんです。
一気に買って、神様お願い!><
というFXのスワップ運用は絶対辞めた方が良いですよ。
ロスカット喰らいますから。
そして、ロスカット食らった後の少なくなった資金で全力ですぐさまロングしてしまったりするものです。
そして、更に相場は下がり・・・・・
資金は当初の20分の1、30分の1に下がり・・・となってしまう可能性もあるという事を頭の中に入れて置いて頂きたいですね。
まずはレバレッジ2倍~3倍程度の水準で買ってみて、
また数ヶ月に1度程度で買いましをしていくと良いです。
もし短期的に上がり過ぎたら、
ドル円などの低金利の通貨でショートをしておくのも良いリスクヘッジになります。
あとはスワップ運用派だからって、ポジションを決済しちゃいけないなんて事はないので、上がったなー!と思ったら、一度決済して頭冷やすと良いです。
1週間も待てば2~3円下がってる、なんてことはザラにありますから、
またスワップ運用したければそこで買えば以前よりも更にロスカットラインは
下げられますよね。
スワップポイントが高いFX業者を選ぶことはもちろんですが、スワップ運用するならば、ポジションを決済しなくてもスワップポイントだけ口座から出金出来るFX業者が良いです。
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