イタリアショックは2013年の2月下旬に起きました。
何が原因か?というと、イタリアの総選挙です。
緊縮財政賛成派と反対派で戦いが起きてました。
主に緊縮財政賛成派は中道左派連合とモンティ首相グループ、反対派はベルルスコーニ前首相と五つ星運動グループでした。
背景としては、イタリアは2011年までベルルスコーニ首相でしたが、財政悪化により辞任していました。
その後、モンティ政権が発足し、財政は健全化に向かいましたが、反面国民は我慢を強いられていたので結果として支持率の低下、この総選挙につながっています。
イタリアは上院と下院が同じ力を持つ!?
イタリアで政権交代を起こすには上下両院で過半数の信任が必要です。
上院と下院は同じ力を持ちます。
でも、この2013年のイタリアの総選挙では緊縮財政反対派が上院を、賛成派(民主党を中心とする中道左派連合)が下院を支配していました。
結果として、緊縮財政賛成派が反対派の意見を取り入れなければならないのでは?せっかく最近は財政が良くなってきた所だったのに・・・とこの動きに対して、為替市場では信用不安が起こり、ユーロが下落しました。
そして、いつものように円が買われた訳です。
イタリアショックでユーロ円は6円落ちた
イタリアショック自体あまり有名でもないので最近FXをはじめた方は知らなかったかもしれません。
ただし、当時の相場を見ればその凄さは~~ショックと名前がつくのが少しは分かるかと思います。
というも、ユーロ円は125円から119円まで6円も落ちました。
たった1日で。
結果的にすぐに収束し、相場が上昇に向かったので、週足で昔のチャートをチェックしても印象に残らないと思いますが・・・
ただ、管理人も当時相場を張っていたのでまた大きなショックが来るのかよ、、、
せっかくアベノミクスで円安になってきてたのに!!と思ったくらいの衝撃でしたよ。
民主党時代の円高やアベノミクス相場の円安などその時の旬なニュースってありますが、
やっぱり海外発の情報は手に入れるのにワンテンポ遅れますし、真偽を確かめにくいというのも注意しないといけないポイントになりますね。