9月の為替相場の傾向としては、夏枯れ相場から一転して激しく動きます。
セプテンバーサプライズという言葉があったりもします。
これはアメリカの4年に1度の大統領選挙がある年の10月に選挙に影響を及ぼすサプライズ=オクトーバーサプライズから派生したものです。
昔学校の教科書で勉強した1985年のプラザ合意、2000年のユーロ危機に対して協調介入を決めたプラハ合意、2003年のドバイショックなど9月には世界的に大きな動きがありました。
ドバイショックは2009年にも再び発生しました。
また、最近では記憶に新しいリーマンショックも2008年の9月に起こりました。
2001年のアメリカ同時多発テロも9.11の9月でしたね。
ジョージソロスのポンド危機も9月です。
これらの例から9月には何か突発的な大きな出来事がある、そして、世界各国の力関係に影響を及ぼすので、当然為替相場にも影響が出ると見ておいた方が良いですよ。
9月はトレンドが発生しやすい相場になる!?
為替相場ではレンジ相場とレンジブレイクしてトレンドが発生する相場がありますが、9月は強いトレンドになる傾向があります。
これはファンダメンタルズ的には冒頭で書いたような世界的な大きな動きがあり、情勢が変わる事が影響しています。
そして、テクニカル的にも7月、8月はレンジ相場になることが多いので、レンジをブレイクしたら強いトレンドが発生するという傾向があるので注意しておきましょう。
FX初心者はトレンドに順張りが基本
損切りの徹底が出来るある程度経験のあるトレーダーなら逆張りの方が稼げるという方もいますが、FXは基本的に順張りが良いと言われています。
アベノミクス相場でのドル円80円割れから120円超えまで右肩上がりの強い上昇トレンドを見てもらえれば分かりますが、為替相場はいくところまでいきます。
というか、想像出来ないレベルまで突き抜けます。
(管理人も過去に痛い経験ありです・・汗)
これは短期的な急落、暴落相場でもそうですよね。
まさかここまで落ちないよな・・・ここでロングしておけば絶対儲かるよな?ってラインでポジションをとってもロスカットを食らう事もあるくらいです。
頭と尻尾はくれてやれ
ですので、トレンドについていく、頭と尻尾はくれてやれという相場格言があるように、強いトレンドに乗って、強いうちに降りるのが基本です。
株でもそうですが、よく安く買って高く売るって言葉がありますが、トレンドが発生している時は高く買って高く売る感覚が大切ですよ。
まぁ、、、この感覚が分かるまでは結構経験値を積む必要があると思いますけどね。
自分にとっての少額でまずは上昇相場、下降相場、レンジ相場の経験を積むべきだと僕は思います。
そして、だからこそ、トレンドが発生しやすい9月から年末にかけての相場はFXの初心者にとってもやりやすい相場だと思います。
しっかり儲けて気持ちの良い年明けにしたいですね!