6月の為替相場の傾向は、アメリカ国債(米国債)の10年金利と関係性が深いです。
というのも、10年金利の年間での天井or底を6月につける事が多いからです。
2001年以降で6月に10年金利が天井をつけたのが6回、底をつけたのが3回あります。
つまり、天井&底の確率は13分の9という訳です。
そして、この米国債10年金利とドル円為替相場というのは非常に密接な関係にあるんです。
FXトレーダーなら米国債10年金利のチェックは必須!?
為替は世界各国の通貨の交換ですが、その時その時によって強い通貨、弱い通貨というのが生まれます。
そして、分かりやすい指標が金利です。
ここで米国債10年金利というのが重要になってきます。
FXをはじめたきっかけというのは様々だと思いますが、1つに日本は低金利だから、高金利の外国通貨を買いたいという理由がありますよね。
(僕の場合はデイトレをしたかったんですけどね(笑))
もちろん、あまりに高金利過ぎると・・(例えば南アフリカランドだったり)それはリスクも極端に高くなってしまいます。
ただ、ある程度許容出来るリスクの中においては、出来る限り金利の高い通貨、商品で運用したいと思うのが普通です。
この低金利通貨⇒高金利通貨への流れを読むことが為替相場では非常に重要になってきます。
つまり、米国債の金利が上がるなら米ドル買いが進みやすいってことです。
反対に米国債の金利が下がる、日本円との金利差が縮むなら円買いが進みやすいって事ですね。
ただし、絶対的なものではない!
この金利差で通貨の強弱が決まるという傾向は絶対的なものではないです。
あくまでも傾向です。
例えば、最近だと、2014年の11月、12月の10円単位で急激な円安に傾いたドル円相場の時にはアメリカ国債10年金利は上がっていません。
ただ、この時は黒田日銀総裁のいわゆる日銀砲=黒田バズーカにより、マネタリーベース(通貨供給量)を増やす追加金融緩和策を行った影響がありました。
つまり、金利以外でも通貨の強弱を変える方法があるって事ですね。
こういう事に興味を持つようになると政府の金融政策なども多少は理解が出来るようになりますので勉強するのはおすすめです。
僕もまだまだ知識不足なので頑張らねば・・・!!
という訳で6月の為替相場は米国債10年金利に注目してみましょう!