3月は日本企業の多くが決算シーズンを迎えます。
2月の為替相場の記事でも書きましたが、輸出企業も多く、海外売上高が大きい会社が外国通貨から日本円に戻すことにより、ドル円相場が動きます。
年間を通して、最も為替相場が動きやすい時期でもありますよ。
下記は3月のドル円相場と年間相場の値幅です。(円単位、端数切捨て)
2014年は前半は狭いレンジ相場だったので、3月の相場は動いていませんが年間で見ると他の年と比べてもすごいですね。
また、他の年を見ると、3月の相場の値幅が大きい事が分かります。
年 | 年間値幅 | 3月値幅 |
---|---|---|
2000年 | 13円 | 8円 |
2001年 | 18円 | 9円 |
2002年 | 19円 | 7円 |
2003年 | 14円 | 5円 |
2004年 | 13円 | 8円 |
2005年 | 19円 | 4円 |
2006年 | 10円 | 3円 |
2007年 | 16円 | 3円 |
2008年 | 24円 | 8円 |
2009年 | 16円 | 6円 |
2010年 | 14円 | 5円 |
2011年 | 9円 | 6円 |
2012年 | 10円 | 3円 |
2013年 | 18円 | 4円 |
2014年 | 21円 | 2円 |
3月最終営業日の午後からは注意しよう!
3月の最終営業日って為替相場が動きやすいのはご存じですか?
月末に決算がある会社でも最終営業日は実質新年度に入るんですね。
それで、新しいシーズン突入とばかりに、動きが大胆になるんです。
ただし、この流れを引き継いで大相場になることは少なく、一時的な急騰、急落で結局ダマシだった、レンジ相場だったということが多いです。
このタイミングでトレードするならデイトレード、スイングトレードが良いでしょう。
長期で持っても、含み益~~万円あったのに結局ゼロだ・・・むしろマイナスだ・・・・なんて事になるかもしれません。
相場の特徴を頭に入れてトレードすることが大切です。
計画的に資金管理はしよう
FXで負けている人の話を聞くと、最初に損をする、原資回復ゲームになってしまう・・・という話を聞きますが、1年の前半の3月にこういった大きな相場が来て、その波に乗れなかった、飲み込まれてしまった人はその後が辛くなりますね。
まぁ、デイトレやスキャルピングなど短期トレードもそうですが、最初に資金がなくなるとしんどいので、資金管理はちゃんとしなきゃです。
参考ページ:
デイトレードの損切り幅、ポイント
スキャルピングの損切り幅、ポイント
FXトレーダーは感情を排除した方が良い。メンタルの重要性。
4月の為替相場傾向はこちら