10月の相場は極端な傾向があります。
それは暴落とトレンド継続の穏やかな相場です。
9月の相場傾向で書きましたが、7月、8月の比較的穏やかな相場から一転し、9月はよく動きます。
そして、その流れを引き継ぐのが10月の相場です。
同じ方向に動きやすいのです。
あのブラックマンデーは1987年の10月に起きた
FXをやっていても、株をやっていてもブラックマンデー(ブラマン)という言葉は聞いた事ありますよね。
結構昔の話なんですが、1987年の10月19日に起きました。
世界中の株価が暴落したんですね。
そして、もっと遡れば1929年の世界大恐慌=ブラックサーズデーも10月です。(10月24日)
また、1998年の10月には3日間で米ドル円が25円も暴落した米ドル史上最悪相場、為替史上最悪相場が起こりました。
(10月6日~8日の3日間)
まぁでもそんな昔の話を出されても・・・ねぇ?
という読者の方にお届けしたいのが2008年のドル円相場暴落です。
これは2008年10月24日に米ドル円が98円台から90円割れまで1日で動きました。
まさに暴落です。
(ブラックサーズデーと同じ24日というのも何か因縁を感じてしまいます。)
思えばギリシャショックも2009年10月の政権交代がきっかけでした。
9月に暴落が起きたら10月にも来る?
為替相場は短期的なトレンドにしても、長期的なトレンドにしても波動が何回かあります。
(エリオット波動)
第一波、第二波、第三波なんて言われますね。
3段階くらいあるんです。(上げ相場でも下げ相場でも)
ですので、例えば9月に強い下げが来て、その後横ばいのまま数週間経ち、10月に更に強い下げが来るといったイメージですね。
9月と10月の月足は同じ色になりやすい傾向も多少はあるので、もしそのような相場が9月に来たらいつでも乗る準備をしておくと良いでしょう。
と、ここまで10月は暴落になりやすいと話をしてきましたが
とは言うものの、そんなに毎年暴落が起きる訳でもないので、100年に1度とまでは言いませんが、数年に一度なのでトレンド発生を期待して飛び乗ってのレンジ相場でした・・トホホ・・・というのは避けたいですね。
僕も避けたいです(笑)
ただ、少なくとも過去にこういう出来事があったというのは頭に入れておいて、もしチャートを見てて異変を感じたら、強いトレンドの発生を意識してみると良いと思います。