アルゼンチン債務危機とは?2014年にデフォルトの危機に直面?

2014年の6月にアルゼンチンがデフォルトする?といったニュースが出回りました。
アルゼンチンというと、実は2001年~2002年に800億ドルの負債により、デフォルトしています。
国債の支払いが出来ないって事で、多くの債権者が損失を被ることになりました。

その後、債権者が7割程度の減額を受け入れ、利払いも含め継続して分割での返済を受けてました。
ただ、当時一部の(全体の10%に満たない)ヘッジファンドはその減額の要請を拒否して、全額の支払いを求め、長年アメリカで裁判をしていました。
その裁判の結果が2014年6月にあったのです。

その内容により、再びアルゼンチンがデフォルトの危機?と言われてしますのですが、簡単に言うとこんな感じです。
ヘッジファンドに対して、15億ドル全額返済しなさい。払わないなら減額に応じた債権者へ支払いも今後認めない。

アルゼンチン政府としては、このヘッジファンドへ15億ドル払ってしまったら、残りの9割の減額要請に応じた債権者も裁判をしてくる可能性があるので到底受け入れられません。
また、受け入れたとして、残りの債権者の分まで支払う事は不可能です。
結果、アルゼンチンが再びデフォルトするのではないか?デフォルト危機に陥っているというニュースにつながった訳です。

ヘッジファンドはヘッジファンドで怪しい

ただ、きな臭い噂もあります。
アルゼンチンのフェルナンデス大統領は「ハゲタカ集団」とも語っています。
というのも、今回の裁判をしたヘッジファンドグループのうちの1つは、実は2001年のアルゼンチンがデフォルトに陥いる前後の暴落している時に国債を購入したようなんですね。
その額4870万ドル。約50億円。
そして、今回の裁判の結果を受けて、もし支払いがあった場合に受け取れる金額は8億3200万ドル。なんと約850億円。

アルゼンチンVSヘッジファンドなんて言われ方をしてしまうのは、こういう理由もある訳なんですね。

アルゼンチンショックは尾をひかない理由とは?

もしアルゼンチンがデフォルトしてしまったらまた世界的な金融危機になるの??と思う方もいると思いますが、どうやらそうはなりにくいようです。
というのも、2001年にアルゼンチンがデフォルトしてから国債を発行していないんです。
というか出来ない状態。
つまり、その時点から新たに国債を買い入れている国や金融機関はいないという事です。
~~ショックの時は大抵海外の様々な金融機関がその国の通貨や債権、株式を保有しているからこそ、連鎖的に通貨安、株安が起こりますが、アルゼンチンの場合はちょっと事情が違うって訳なんです。